こんにちは、箕面ファミフル訪問看護ステーション理学療法士の山下です。

 私たちは普段、会話をしながら歩いたり、献立を考えながら買い物をしたり、2つ以上のことを同時に行っております(二重課題:デュアルタスク)。

 この2つ以上のことを同時に行う能力というのは加齢とともに衰えていきます。衰えていくと、例えば会話をしながら歩くということが難しくなり、会話に集中するために立ち止まらなければなりません。会話の他にも歩行時に注意を払う必要のあることは様々です。日常では段差やドア、人の往来など多くの情報を処理しなければなりません。

 この二重課題能力の低下は身体能力の低下がない元気な高齢者にとっても転倒リスクとなります。

 この二重課題を世に広めたスウェ-デンの研究者のLingin-Olssonは歩行中に話しかけると立ち止まってしまう高齢者は6ヶ月以内に転倒する可能性があると言及されています。

 

 ですが、トレーニングを継続することで多くの方は二重課題能力が向上するということですので普段できそうなトレーニングを紹介しておきますね、

  • 100から7ずつ順に引きながら歩く(足踏みする)
  • しりとりをしながら歩く(お手玉をする)
  • コップの水をこぼさないように歩く

 ※転倒の不安がある場合は誰かについてもらうなどしてくれぐれも一人で無理しないで下さい。このトレーニングは二つのことを同時に行うということがポイントで例えばお手玉をしながらしりとりをするなどでもよいですね。